syouwanowasuremono’s blog

懐かしい旧車・モノ・コトにまつわる雑感

2022-01-01から1年間の記事一覧

バッグの奥底

〈昭和の忘れもの〉モノ・コト編㉝ 【マジソンバッグ】 マジソンスクエアガーデンバッグ、通称『マジソンバッグ』が学生の間で流行ったのは60年代から70年代にかけてのことだ。 ご存じの通りマディソン・スクエア・ガーデンとは、NBA(バスケット)の『ニ…

ワンダーランドから見た月

〈昭和の忘れもの〉クルマ編⑯ 【スズキ スズライトキャリイ】 “世紀の天体ショー”という惹句に流されて夜空を仰いでいた。 一生に一度の奇跡―――そんなふうに巷は煽っていたが、自身はそうした感慨よりもなぜか初めてクルマのハンドルを握ったときのことを思…

それぞれの物語

〈昭和の忘れもの〉バイク番外編 【「ワイルド7」と「750(ナナハン)ライダー」】 先頃、漫画家の石井いさみ氏が亡くなった。1975年から10年間に亘って「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に連載されたバイク漫画の金字塔、『750(ナナハン)ライダー』の…

先見の”迷”

〈昭和の忘れもの〉モノ・コト編㉜ 【東芝 A-800HFD(DIGITAL-Hi-Fi VHS)】 メカ好きで新しモノ好きである。機械モノで新製品が出るとつい気になって、量販店(主として家電)へ足が向いてしまう。しかも意志が弱いときてるので過去にどれだけ無駄遣いを嘆き…

未練

〈昭和の忘れもの〉クルマ編⑮ 【マツダ サバンナRX-7(初代)】 マツダが世界に誇るロータリーエンジン。その高性能ぶりは、かつてプレスト・ロータリークーペに乗っていた自分には良くわかっていた。だが、その高性能エンジンを搭載した新型車の発表が絶…

きみは”フィーバー”したか?

〈昭和の忘れもの〉モノ・コト編㉛ 【ディスコブーム(第2次)】 『アラベスク』『ジンギスカン』『サンタ・エスメラルダ』、これらの名前だけでピンとくる同世代の人間も少なくないだろう。さらに『サタデー・ナイト・フィーバー』と聞けばほぼ全員の頭に…

逃げるが勝ち

〈昭和の忘れもの〉バイク編㉒ 【ホンダ CB550four (白バイ仕様)】 すでに死語と思われる「銀ブラ」という言葉がまだ威光を放っていた頃、銀座4丁目の交差点で緊迫したカーチェイスに遭遇したことがあった。 サイレンの音が近付いてきたので何事かと顔を向…

お先にどうぞ

〈昭和の忘れもの〉クルマ編⑭ 【ファミリアサルーン 1500XE】 5代目ファミリア3ドアハッチバックの好評に手応えを感じたマツダは、若者だけでなくファミリー層にも訴求すべく4ドアセダンを追加した。ハッチバックと差別化された逆スラントノーズの顔つきと…

音楽をつかまえろ

〈昭和の忘れもの〉モノ・コト編㉚ 【FMレコパル (FM情報誌)】 「エアチェック」という言葉を聞いて反応するのは、おそらく50代以降の世代だろう。それ以前の世代では文字通り空気を掴むようなものかもしれない。 エアチェックとはテレビやラジオ放送を…

Follow me!

〈昭和の忘れもの〉バイク編 ㉑ 【ホンダ ウイングGL400カスタム】 『イージー・ライダー』(Ⓒコロンビア映画)といえばアメリカン・ニューシネマの代表作である。主題歌の『ワイルドで行こう』も大ヒットし、ピーター・フォンダ、デニス・ホッパーの駆る俗…

承認欲求

「承認欲求」 〈昭和の忘れもの〉クルマ編⑬ 【スプリンター・トレノGT-APEX (AE86)】 クルマ好きには説明の必要もないだろうが、AE86(ハチロク)といえばかつての走り屋の定番で、人気コミック『頭文字D(イニシャル・ディー)』で主人公が駆るクルマと…

火を灯す

「火を灯す」 〈昭和の忘れもの〉モノ・コト編 ㉙ 【ジッポー 他ライター各種】 以前、広告マッチについて書いた。今回は公平を期してライターにも触れておこう。 広告マッチの収集に熱中した記憶のせいでその話題が先行したが、喫茶店で手に入れるマッチは…